「テレビ」メディアの奢りを何とかしないと!

 ラグビー人気に沸いている昨今だが、その中で代表選手がテレビメディアに引っ張りだこのようだ。これで、マイナースポーツだったラグビーがメジャー入りしたらこれほど良いことはないのだが、今、この代表選手に対するテレビメディアの敬意の足りなさが問題となっている。

 各局の情報番組がゲストとして迎えた代表選手たちに、ラグビー以外の話題について意見を求めたり、全く関係のないのに番組の最後まで残していたり、スポーツ選手、それも現役をバラエティタレントと同じ扱いが見受けられ、そこに、肉弾戦とチームワークで鍛え戦ってきた選手に対する敬意は全く見られない、ということだ。

 これは、テレビメディアの奢りの表れであり、「自分たちがラグビーを宣伝してやっている」という上から目線の態度である。これは従来から言われていることで、街頭ロケなど、「今ロケ中です」といって流れを封鎖したり、またそれを申し訳ないというのではなく、当然という顔で仕切っている見苦しさに気付いていない。これはスタッフばかりではなく、テレビに乗っかり顔が売れたタレントも何か錯覚しているように見える。

 地上波の曲がり角と言えるかもしれない。