安倍さん、どうしたの? この後手後手は?

 新型コロナウイルスに関し、政府が前面に出てきた昨今、これが「思い付き」施策であることが露呈している。

 最大の欠陥は、それぞれの施策に関して、その後の影響を全く考えないで、兎に角動くことだ、と考えたのだろうが、かえって日本全国に「不安」をまき散らしている。

 全国の小中・高の一斉臨時休校は施策として、それもあるだろうと考えるが、シングルマザー等の収入減少施策は後回し(本当にするのか、との疑問もあり)、さらにこの2週間は山場として各イベントの中止、家で不要不急の外出を控えろ、と言ったのだから、それを言われた国民の心理は、これは大変と買い出しに走ることは容易に想像できたはず。

 現実にトイレットペーパーを筆頭に、冷凍食品、インスタント食品などの食料を中心に、スーパーは長蛇の列、ただし棚は空っぽという社会現象を起こしている。大半の国民、特に主婦層は、すぐに信じるし、すぐに行動することを忘れてはならない。

 (ここで、マスコミがこの不安感を煽っていることを忘れてはならない。あえて空っぽのスーパーを探して放映している責任を痛感すべし)

 安倍さん自体は「お坊ちゃん」育ちだから思い付きでやるのだろうが、周りを固めている政治家、官僚は、そのようなことには全く気が回らなく、忖度ばかりに神経を集中しているとしか思えない。

 「絶対的な権力者には、絶対的な腐敗が起こる」というが、そのとおりの現象が、今日本に起こっている。