相模原殺人事件

大変な事件が勃発した。相模原の障碍者施設殺傷事件だ。
ワイドショウで、この話題が花盛りであったが、
植松容疑者の衆議院議院議長に送った手紙が明らかになると、
いかに、各ワイドショウの「いわゆる専門家ー犯罪心理学」が、いい加減なコメントをしていたことが際立っていたことが印象的である。
ただ、違った意味で、私にとっては「衝撃的」であった。
3年半の勤務の中から、意思の疎通のできない障碍者は「動物」であり、不幸をもたらす「存在」であると断定する。
さらには、彼らを抹殺することが「革命」である、という。
自分は、心神喪失で無罪であり、3年後の生活に関して5億円が欲しい、という。
狂信的な確信犯のようで、一種、ISの自爆テロを実行する者と共通するように思えるのは、わたしだけであろうか?

近所の人の評判は、礼儀正しく挨拶をし、職務も一生懸命こなしていたとのこと。
何が彼をこのような確信犯的な狂信、盲信に陥らせたのだろうか。

この障碍者施設には、19歳から70歳までの150人余りが入居していたとのことだが、そもそもこの施設は、どのような障碍者を入居させていたのだろうか。
有料老人ホームでの虐待、殺人とどこが一体違うのだろうか。

私たちは、国に対して「福祉政策の拡充」を、と叫びながら、このような障碍者施設の中味を知らなすぐるのではないだろうか。