2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

住友銀行秘史を読んで

友人に勧められ、元住銀取締役國重氏の住友銀行秘史(講談社 2016年10月5日)を読んだ。同じく大手銀行に勤めていた小生に「おもしろい」と勧めてくれたのだ。 実は途中で読むのをやめてしまった。 自らが能力があるのに、住友銀行のトップに登りつめなかっ…

スルガ銀行不正融資事件のダイヤモンド記事に対する反論

5月23日付けのダイヤモンドの記事「スルガ銀不正融資事件が日本版サブプライム問題に発展する懸念」(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元氏)配信された。賛同する部分もあるが、異論も多い。30年金融に携わった者として、ここに反論する。 <…

日大フットボール部騒動から見る日本の病巣

日大フットボール部監督辞任表明でも、この騒動は収まりそうにない。 メディア等は、日大の事後の対応を問題にし、危機管理部という学部があるにかかわらず、危機管理がなっていないとこき下ろす。 その通りなのだろうが、この問題は一過性で見過ごすもので…

スルガ銀行不正事件最終段

今回の事件の内幕は、ほぼ小生が推測したとおりであるが、1つだけ「個々の行員には責任がない」と言っていたのが、若干、怪しくなってきた。 小生の理論は、今回の事件の根幹は、創業者一族の強い意向の下、それを忖度した上層役員と、睨まれるのを恐れ、銀…

スルガ銀行不正事件第4弾

またまた内情が明らかになってきた。 まず、小生が見通した通り、「社長はお飾り」で、企画、審査部門の慎重姿勢を、営業担当専務が、創業者一族の会長をバックに、強烈に推し進めてきた姿が浮き彫りになった。 その営業担当専務の力をバックに、今度は、出…

スルガ銀行不正事件第3弾

第2弾をブログに書き込んでいて、「あれっ」と思い、スルガ銀行の役員履歴を調べてみた。 「やっぱり!」という感じ。 現在の頭取を除いて、すべて創業家の「オカノ」一族が代々頭取を務めている。ほぼ想像がつく。今会長は絶対者で(今の安倍1強に似ている…

スルガ銀行不正事件第2弾

本日の朝日系の記事内容 ・多くの行員が不正を認識した可能性 ・ノルマに追われた行員らによるリスク軽視の融資 ・不正を認めないとノルマが達成できない 等等の記事が載る。 本当か? 第1弾の大東建託のように、今回のシェアーハウスメーカーと提携、保証が…

スルガ銀行の不正融資について

スルガ銀行のシェアーハウスの個人オーナーに対する融資が、個人の預金残の書換えを知っていて融資した、それに何十人も関与した、として組織ぐるみの不正として問題になっている。 (金融庁まで問題にしているのが問題だが!) しかし本件は、融資を担当し…