プレジデントオンライん7月28日配信の「安倍1強になびくゾンビ議員たちの最後」を読んで

  前回、政治の世界における無力感を掲載したが、小生と同じ趣旨の論稿が、ジャーナリスト沙鶏氏が掲載している。
  喜んで読んでみると、安倍1強が崩れそうにないのを憂い、何とかしないと、という思いがあるが、じゃあどうするのだ、という主張がなかった。小生の言う、無力感・閉塞感に、沙鶏氏も陥っているようだ。
  論稿の中味は、自民党の総裁選に絡め、安倍1強に対する、毎日新聞朝日新聞、読売新聞の社説を紹介し、その適否を評価している。
  この論稿を小生が評価するのは、立場に偏りがなく、公正に評価している点にある。毎日の社説に賛同を示すとともに、朝日には「らしい表現」と言いつつも、賛同する部分には評価を与え、読売には「新聞の社説は政権擁護より批判に重点を置くべきだ」との持論から、社説の論説委員を批判している。それでも読売の評価すべき点を採りあげている姿勢には感心する。
  ただ、表題にあるとおり、この自民党の議員たちの最後はどのように考えているのか、あるいは、自民党はどうなるのかの考え方を明示してもらいた勝ったが、残念である。