2019-08-19から1日間の記事一覧

日本人の宗教観・死生観その5

4、私見ー現代から見る神道・仏教ーそれから見える日本人の宗教観 以上、原始の神道・仏教から、その神道・仏教の現在まで変容を述べてきたが、その変容の過程の中で宗教を考える場合、信仰する側の「救い」を求める希求の強さを忘れてはならないような気が…

日本人の宗教観・死生観その3

※ 天台宗ほか主な宗派の考え方の紹介 ● 天台宗は、「一念(一瞬の心)三千」ですべての現象は、その時の心の 持ちようが反映する、として悟りを説く。 この宗派は、天台、密教、戒律、禅の4つを相承しており、どれもが 重要と説くために、どの宗派との違いが…

日本人の宗教観・死生観その2

以上、元々の「仏の教え」を纏めてみると、 “人間というものは、必ず移り変わるものを永久に不変なものと錯覚し、無理な執着を作り出し、ここから「苦しみ」が始まる。 したがって、人生は「苦」が満ち満ちているのは事実であるが、それから逃げてはいけない…