リオ五輪

リオ五輪も様々なことが心配されていたが、中日まで極めて順調に進んでいる。いや、開会式などは、北京とは違って感動させられ、ブラジルも大した国と称賛したい。
日本も、なかなか順調にメダルを獲得し、睡眠不足が続いている。

ただ、又マスメディアについて一言。
選手インタビューの時のアナンサーの語彙不足、デリカシーのなさ、センスのなさにあきれ返る。
要は、インタビューに応える選手の言葉に耳を傾けていない。内容は前もって考えているのだろうが、選手の応答に対して臨機応変に質問を変えられず、決まった質問を続ける。頭が悪いんかあるいはそのようにしろと上司から言われているのか?
折角、選手がいい言葉を言っているのにそれに対して対応できない。負けた直後に「これからどうしますか?」という質問は、今は何も考えられない選手にとって如何にデリカシーがない質問であるか、考えたことはないんだろうか?

各メディアが局毎ではなく、番組ごとに人を派遣し、膨大な資金を投入しているのであろうから、中身ももう少し洗練されたものにしてほしい。

語彙不足と言えば、各競技のテレビ解説者にも問題がある。当然該当スポーツの選手だった人達なのだろうが、物足りない。
体操競技の解説は、難度の説明に尽き、なぜこのような点数の差が出るのかの説明をし切れていない。あまり偏った解説は避けるように言われているのだろうが!

この点、柔道無差別級決勝の解説者の穴井氏は、私自身が、これが無敵のチャンピオンなのか、と憤っていた時に、「世界チャンピオンとしてのいいところも悪いところも見せてもらった」とハッキリ言ったのには極めて共感した。

中国の尖閣列島への干渉、韓国の国会議員の竹島の上陸と、騒がしい昨今だが、物言わない風潮だけは、スポーツの世界では蔓延してはならないと思う。