記者の良識を疑う

1、世界陸上も無事終わった。メダルばかりをいうわけではないが、競歩の2つの
  メダルを除けば、実質100×4のリレーの銅メダルのみの結果。期待の
  マラソンも惨敗。
  「みんなよく頑張った」と口では言えるが、日本の陸上の水準は、世界には
  まだまだ通じないというのが、正直な実感ではないだろうか!

2、唯一のメダルであるこのリレーの評価について記者たちのコメントに
  疑問がある。
  「メンバーを変える大英断」
  「リオ五輪からメンバーを2人変えても銅メダル、日本の層の厚さが誇れる」
  という。

3、本当にそうだろうか?
  ① タイムの遅さ。リオは37秒台をたたき出したが、今回は38秒台。
  ② 今回は、たまたまジャマイカのボルトが途中棄権したためによる銅メダル

  この「運」も実力のうち、というなら、それはメンバーを変えずでも
  取れたものだし、大英断とは言わない。実力は4位なのだ。
  またこれを日本選手の層の厚さというのも的外れ。

4、この疑問を誰も言わない記者は、一体何のためにロンドンに行っている
  のだろうか、真実を告げる使命を忘れているといえないだろうか?

5、政治をはじめ、各方面での記者たちの資質の低下を憂えているのは
  私だろうか!