テレビメディアの威力と闇

このごろ眼につくテレビ番組の嫌味なところ
1、朝の情報・バラエティー番組におけるMCの増上慢
  ・タレント恵の「知ったかぶり」と「私が分かりやすく説明します」との下、
   同じ言葉の繰り返し、解説者の言葉を遮り、本人が分かりやすくと錯覚して
   いる言葉の介入、とにかくこの番組は私で持っているという態度が、このごろ
   特に鼻につくようになった。
  ・元県知事の橋本のMCに至っては、何かしゃべらなければ、という思いから
   口を挟むが、何を言っているのか分からない、あるいは見当違いの質問などが
   目立ってきており、早く降板させるべきである。
  ・辛口コメントで復活した坂上は、その辛口がタレント生命と思っているのか、
   何の話題でも、自分の意見を押し付けるような雰囲気が目立ち始めた。ひな壇
   のタレントの意見も引き出せるようにならないと本当のMCとはいえない。
   他のタレントに振るのはお笑いネタを引き出すためだけ、また、弁護士等の
   ひな壇に対しても、専門家という尊敬の態度が見られない。安倍首相になら
   ないように!
  ・硬派の情報番組のMCだった安藤さん。バラエティ色が多い番組のため、その
   鋭い舌鋒が鈍ってきたようである。勿体ない使い方のような気がする。

2、コメンテーターのだらしなさ
  ・「政治評論家」なるものの職業の怪しさ
     この職業は、もともと新聞記者で政治部担当(特に番記者)のものが一定
     年齢後に就く職のようだが、コメントの内容ですぐに「政権にベッタリ」
     と分かるようなコメントを繰り広げる。まわりのコメンテーターに批判
     されても、このコメント内容を強引に繰り返す。政府から金を貰っている
     のではないか、と思うくらいべったりな発言にはうんざりする。
     政界の闇の中に入って情報を得るためには、政府の要職の人々と接触する
     必要があり、それに迎合していかないと2度と情報は採れないのかも
     しれないが、そこは「記者」本来の”真実を国民に知らしめる使命”や
     現政権に対する批判的精神がなければ、「政治評論家」なるものの職は
     全うできないと思うが如何なものか?
     安倍さんとお友達になってセクハラの罪を免れた元記者に至っては何をか
     いわんやである。
  ・「〇〇向上委員会」なるものの怪しさ
     辛坊さんの番組で、結構右傾化した番組だが、自分自身の考え方と共感
     するところがあり、録画してみていた番組である。
     ところが、最近、その傾向が激しくなりすぎているように感じる。
     コメンテーターに右傾化の人を集めているのは事実であるが、
     そのレギュラー陣が自信を持ったのかもしれないが、左傾化の人を徹底的
     に糾弾する場面が目立ってきたように感じる。
     自衛隊は軍隊として認めるべきで憲法改正の必要あり、中国、北朝鮮
     信用できない、などは賛成であるが、北朝鮮、中国で在っても対話は必要
     である、原発は廃絶すべきでる、も賛成である。戦後の民主主義のもと
     言論の自由を保障することにあよりバランスをもった国民を育てることが
     目的だったように思うが如何か?
     もう1度、コメンテーターも含めて原点に返ってみてはいかがだろう!