「スルガ銀行、創業家側へ不透明資金か」朝日8月31日配信

 スルガ銀行不正融資に関しては、過去、何回も取り上げたが、根本原因は「一族経営にあり」と喝破していた。その証左として、この朝日の報道は、長年に亘り、創業の岡野家の親族らの会社に多額の融資が行われ、うち10億円規模の資金が使途不明となっている、と伝えている。
 
 当然に予想されたことであり、規模は10億円単位では到底済まない筈である。金融庁も、長官が「優等生」と褒めていた銀行だけに、キチットした検査を行っているのであろうが、そのお手並みを静かに拝見していよう。
 
 ただ、創業家の会長辞任は頷けるが、ロボットと言われた社長、専務まで辞任してしまったら、誰がこの後始末をするのだろう。今こそ、「ロボット」の汚名をそそぐべき「時」ではないか? 無責任体質が全行に染みついているのかもしれない。
 
 地銀再編、生き残りが騒がれる中、格好の「餌食」になるのかも知れない。