皇室利用ー小室氏に対する橋下氏と石原良純氏への反論ー

  6月2日のAbemaTIMESで、小室氏に対する加熱報道に対して、両氏が苦言を呈した、との記事があった。
  苦言の内容は、石原氏が「お母さんの問題を通り過ぎて、ご学友(なぜここで敬語を使うの?このことから同氏も彼を眞子さまの婚約者とみている証拠)の話、周辺の話と、尾ひれのような報道になっている。まだ若いし(28歳を若いというの?)、ここまでやっていいのかな!」と疑問を呈し、一方橋下氏は、「天皇家の皆さんはすごいことをやっている。それをいきなり小室さんにやりなさい、って僕はよう言わない。むしろ頑張ってくださいね、と言う感じ」といい、さらに「正直、小室さんの何が問題なのかが全然分からない。犯罪を犯したわけでもないし、親のことなんて持ち出されたら、何があるか分からない。金銭トラブルは法的に解決すればいい話であって、小室さん自身は当事者ではないんでかわいそう。批判している皆さんはそんなに立派な人間なの!」とまで言っている。

  両氏とも、小生と思想的に近いし、かつ述べることも比較的バランスのとれた発言をすることで、割と好きなコメンテーターという理解をしていた人物たちである。ところがこのコメントには、「らしくない」発言と言わざるを得ない。

  まず、小室問題については、母親の400万円金銭トラブルが切っ掛けだが、この借金の使途はほぼすべて小室圭氏の学資関係であることから、圭氏自身が全くの第三者とは言い切れないこと。また今回の一連の留学についても、奨学金付与関係でも、生活費の面倒を見ている法律事務所(どの世界に、働いてもいない職員に給料というという名目で生活費の面倒を3年間もみる企業があるの!)に、見え隠れする「皇室利用」が存在している、等を忘れてはならない。
  そのうえで、圭氏を「かわいそう」はないだろう。橋下氏のいうように、天皇家はすごいことをやっているのである。少なくともその端くれに加わろうとする人物であるならば、高い次元の人物を求めるのは国民感情として当然だろう。それを橋下氏が「そんなにあなたは立派なの!」はないでしょう!
  小生は、小室圭氏は、したたかな人物だと考えている。まず28歳ともう若くはない(石原氏の指摘相違)人物が、400万円のトラブルを「解決済み」という1通の声明文で終わらせ、3年間で3000万円以上の費用の掛かる留学を決行し、入学も学費もすべて「皇室利用」し、まだ結婚はあきらめない、という姿勢を堅持している姿は、「したたか」という以外の言葉が見当たらない。

  小室圭氏には、400万円の母親の借金は自ら肩代わりし、かつ今後周辺の皆さんにご迷惑をかけるので、「結婚は辞退する」と言い切る「清々しい」「男らしい」姿を観たいものだ。