新型コロナウイルスに関する報道姿勢(政府の情報公開にも言及)

 最近の本件のコロナウイルス関係の報道に「モノ申したい」

 それは、「速報」で〇〇県で感染者が2名でました、と、どのチャネルも「我が局は一番早い」とでもいうように次々と報道している。わが愚妻などは買い物にも控えがちで、あれだけニュース番組には興味がなかった者が、毎日の必須になっている。この報道姿勢は国民にいたずらに不安をかきたてるだけということが分かっていないようである。

 事実を伝えるのは「その通り」なのだが、国民がどうように行動したラいいのか、が全く伝わってこない。伝えるのは、マスク、手洗い、うがいの三種の神器のみである。

 国民が知りたいのは、県別の感染者総数ではなく、感染者のその後の経過状況を最も知りたいのである。

 例えば、陽性患者であっても症状が出ていない人は、「今一体どうなったのか。無事に経過期間も過ぎその後の再検査でどうだったのか」「感染者で入院している人で、軽症者はいったい今どうなのか、期間経過後陰性になって退院したのか」「軽症者と言われた感染者が重症化したのはいるのか、いないのか」このような情報をリアルタイムに報道すべきではないのか?小生の知る限りこのような報道は一切ないようだ。

 受信料を取っているNHKも、受信料獲得だけに奔走するのではなく、台風情報のように全時間、リアルでこの報道をすべき義務があるように思うが、如何か!

 ただ、このような状況の大本の責任は政府・与党にある。初動が遅れたのは中国への忖度と日本経済(観光収入の減少)を恐れたためであり、すべて施策が後手後手に回った責任は大きい。また、見通しの甘さから厚労省官僚に丸投げした責任も大きい。緊急会議中の後援会の新年会に出席した現職大臣んもいたぐらいだから、如何に認識が甘かったかの証左であろう。

 今からでも遅くない。感染者の状況を各自治体に任せるのではなく、常に統計的経過状況を把握し、リアルタイムに国民に情報公開すべきことではないか、と考える。これこそいたずらに不安をあおることなく、国民に規律ある行動を求める最低限のことではないだろうか!!!