清原騒動

前回は、「覚せい剤って何?」を書きました。本日は、清原選手について。
御存じのとおり、覚せい剤所持・使用で逮捕・勾留されている清原選手ですが、栄光のスターから奈落の底へ、選手時代から薬を常用、収入50億円は一体どこへ、高級車を乗り回し、一晩の飲み代が500万円、どうして薬を止められなかったのか?、1年前に離婚の妻に暴力も!、等々さまざまな憶測記事が氾濫している。

これらの記事を読むにつけ、30年前のことを思い出す。私は店舗の課長をしていた時だと思うが、営業に出る振りをして喫茶店にてテレビ報道に見入っていた。巨人ファンで、早大卒の私にとって仰天の報道ー巨人桑田1位単独指名、清原6球団1位指名だが最終的に西武ーとの内容。清原は指名会見で号泣している現場が報道されていた。

「おいおい、ほんとかよ!桑田は早大に行くんじゃなかったの! 巨人は清原1位指名を公言してたんじゃないの?」

清原の薬漬けの原因は様々であろうし、現にさまざまな憶測が報道されているが、私はこの騒動も清原にとって大きな原因ではないかと考えている。若干18歳で、それまでほとんど野球漬けの生活!やっと「夢」を掴んだと思ったとたんに、「大人」の大きな裏切り、いや一緒に釜の飯を喰った同僚の裏切り!これはその後の人生で、輝かしい「栄光」を掴んだかのように見える清原でも、どのように折り合いをつけようとしてもつけきれない「傷」となったのではないだろうか?

ちなみにその時以来、アンチ巨人になり、今回騒動で桑田のコメントは聞きづらかった