政治屋さん

1、選挙制度改革が、何故スムーズに進まないのか?
  衆議院選挙及び参議院選挙とも、ここ10年ほど最高裁判所により「違憲状態」に
  ある、といわれて久しい。このほどやっと民間識者も交えた答申で、定数を7増
  13減案が答申され、その格差が1:1.6程度にまで縮まるとのこと。やっと
  1歩かと思いきや、民主党,維新の党、公明党は賛成だが、本家本元の自民党
  反対、従来の6減(アダムス方式不採用)に固執している。共産党に至っては、
  定数を減らすこと自体に反対で、どうも政治屋さんはわが身のこととなると、
  政治信条とは全く関係なく、全く動かないようだ。

2、今日のワイドショーのコメンテーターが「議員数は欧米に比べて多くなく、減ら
  すことだけを考えるのはどうか」と共産党の言と同じことを言っていた。
  「ゲス不倫議員」や無知議員の「失言事件」あるいは政務活動費の領収書書きに
  熱中していた地方議員など、勉強しなくても、女ばかり追いかけてても勤まる
  のが議員なのに、議員数が少ないとは何たる発言か!
  それに、1議員にかかる給与,経費については圧倒的に日本の方が高いはずで
  ある。それも比較しないで、よくテレビで堂々と発言するものだと思う。

3、憲法14条の平等原則により、1人1票という形式的な選挙権の平等だけでは
  なく、その内容も平等でなければならないのである。6人同志を組んで一緒に
  投票したのに、それが、地方の1人と同価値である、というのはどう考えても
  おかしい。安倍首相の「鶴の一声」で頑張ってください。

4、安倍さんといえば、1人孤軍奮闘。安倍さんに対峙できる大物政治家は1人だって
  見当たらない(麻生さん、谷垣さん、首相、総裁経験者でも小物)(もっと酷い
  のは、革新政権時代の首相経験者、村山、鳩山両氏、日本国にとって有害人物と
  いえる)。それにしても「頭の痛い」ことだろう。信頼していた甘利氏の汚職
  件、女性大臣の歯舞事件、環境の日事件、1ミリシーベルト事件、放送電波停止
  事件等「ちょっといい加減にしてよ!!」とぼやきが聞こえるよう。