豊洲地下盛り土問題

また、出てきた。都庁職員の怠慢、ここに極まれり。
盛り土をしていると説明し続けているのに、この工事が全くなされていなかった、それも「気が付かなかった」との説明。お粗末すぎて批判することも躊躇する。

舛添問題、内田自民党都連のドン問題等、誰かのいうブラックボックスは、都庁職員まで広がっているようだ。いや、一番性質の悪いのは、実は都庁の職員なのではないか!と思ってしまう。

何故、性質が悪いかというと、舛添問題では、都庁職員は完全な被害者面(つら)をしていたが、実は出張費の見積もり(都庁職員の作業)の極めて杜撰なことが明らかになり、また自民党都連問題も我々には関係がない、という面(つら)をしていたが、ドンに祭り上げたのは都庁職員だったのだ。

おそらく、これらの問題は、都庁の幹部級以上の職員のことなのであろうが、「権威と保身」を信条とする官僚面(つら)は、国の省庁官僚以上の厚い皮で覆われているのだろう。(省庁の官僚は、まだしもこの国を動かしているというプライドがあるが、都庁職員には、潤沢な資金を背景に胡坐をかいているだけである)
ただ、幹部級がこのような職務態度で在れば、当然その空気は下級職員にも蔓延している筈である。北朝鮮ではないが、粛清が必要だろう。

何故、このようになったのか? もともと役人はその本来的な性格として「権威と保身」を供えているものだが、そこに自らの仕事に対する「誇り」が加わることで、その存在感を意義あるものとしていると思う。

小池都知事の延期宣言がなされなければ、一体どうなっていたのか?
都庁職員には東京都民の安全と健康を守るという「誇り」「プライド」は欠片もないようだ。