小池都知事の悩みー豊洲問題

前回、豊洲問題は、都庁職員、ひいては官僚の体質から問題にしたが、日が経つにつれ問題が大きくなってきた。
これらの問題は、当分ワイドショーを賑わすことだろうから、そちらに譲るとして、今回の問題は、小池都知事にとって、極めて追い風になっていると簡単に割り切っていたが、この問題の解決を考える場合、そうも言っていられないのではないか、と思うようになってきた。

この問題の解決策としては,選択肢として以下の
① 豊洲移転中止
   ・今までの投下した設備投資の損失、築地市場の改修費用
   ・オリンピック道路の建設不能ー別ルート
② 延期後の予定通り、来年の5月に移転
   ・都民が納得する安全対策の構築
   ・都民の都行政に対する不信
③ 建物を撤去して、盛り土をやり直す
   ・建物撤去費用、盛り土費用、建物再建築費用
④ 建物下の空洞に、防水措置及び補強工事を追加する
   ・安全対策として万全か、
   ・設計のやり直し

いづれの解決策も、帯に短し襷に流し、の感があるが、現実的な対策としては、④の方法しかないだろう。

ただし、この問題の根本的なことを解明し公開することが絶対条件となる。それが都職員だけではなく、都議会議員、工事業者に関してもメスを入れるべきである。