「日銀資産がGDPを突破、」ってどういうこと

 この記事は、THE OAGEの9月4日配信したものであるが、小生は初めて知って「ビックリ」したと同時に、これって「どういうこと?」と思ってしまった。
 
 まず、8月10日時点の日銀の総資産は548兆9408億円となっており、これは、2017年度のGDP548兆6648億円を上回っているそうだ。
 
 ご案内のとおり、GDPは毎年日本が稼ぐお金だから「フロー」で、日銀の資産はプロ―の結果としてのストックだから、直接比較するものではない。しかしながら、この資産の殆どは、日銀の量的緩和策の発動で、毎年80兆円のベースで買ってきた国債である。したがって日銀が保有している資産=国の借金で、政府は日銀からお金を借りて「歳出」の財源にしているのです。単純に言えば、政府=国がこの借金を返せなければ日銀に大量の損失が発生し、倒産してしまうのです。
 
 これは、国がギリシャのようにデフォルトを宣言することですが、「それはないよ」と財務省は言っているようですが、ここになると専門家でないと分かりません。
 
 テレビの情報番組も、体操協会のことばかりを微に居り細にわたり放送していますが、この借金地獄の日本国の現状を、国民に分かりやすく解説できないものでしょうか? 池上彰さんでも結構です。