マスメディアに対する一言
古希をまじかに迎え考えさせられることが多くなった。その中で、国民に最も大きな影響力を持つマスメディアについて苦言を呈したい。人によっては聞き苦しいところはあるかも知れないが、これを言わないと死んでも死にきれない(?)気がすることから、ご容赦願いたい。
なお、MC等を務める芸能人たちは、マスメディアの露出から考えて、公人と考えられるので、実名で書くことにする。
1、テレビ番組に対する一言
(1)朝の情報・バラエティー番組におけるMCに対する一言
・「ひるおび」
タレントである恵俊彰がⅯCを担当している番組だが、「知ったかぶり」の言
葉の介入、さらに「私が分かりやすく説明します」との発言の下、分かり
やすくしたつもりが、少しも分かり易くなっていない言葉の羅列、それが
昂じて解説者の言葉を遮り、本人が分かりやすくと錯覚している言葉の介入
が目立っている。
とにかくこの番組は私で持っているという態度(極端な錯覚か誤解)が、
このごろ特に鼻につくようになっっている。
・「バイキング」
思惑、意向を無視して、気持ち良い司会ぶりで好感を持っていたが、最近は
その辛口がタレント生命と思っているのか、何の話題でも自分の意見を押し
付けるような雰囲気が目立ち始めた。
ひな壇の他のタレントに振るのはお笑いネタを引き出すためだけ、また、
弁護士等のひな壇に対しても、専門家という尊敬の態度が全く見られない。(もっとも弁護士の方も、テレビに出たいからか、媚びを売っているが)
「ひな壇意見」もきちっと引き出せるようにならないと本当のMCとはいえない。
安倍首相にならないように!
・「グッディ」
硬派のMCだった安藤女史がMCの番組だが、バラエティ色が多い番組であることことから、往年の鋭い舌鋒が鈍ってきたようである。
仕方がないことかもしれないが、勿体ない使い方のような気がする。
・「とくダネ」
取れた放映姿勢を貫いており、つまらないネタの時は、つまらない顔を
する小倉が好ましい。また、コメンテーターも偏りがみられない。
グッディとミヤネ屋は、同日のネタが被ることが多いが、その点この番組
はスタッフが頑張っていて独自のネタを追っているような気がする。
フジテレビの数少ない成功例か!
・「羽鳥慎一モーニングショー」
れている。
コメンテーターの1人であるテレビ朝日の記者の態度はいただけない。き
ちっとした毒舌を交えたコメントがあり、最初は好感を持っていたが、
評価するに値しない番組である。
それにしてもMCの国分の幼稚さは、これほど長く番組をやっているのに、
何の成長の跡も見られず、相変わらずのいたずら小僧のような印象を拭え
ない。
・「情報ライブミヤネ屋」
何せ、MCの宮根が目立ちすぎる。この番組は、すべて自分で持っている、
という意識が強すぎ、コメンテーターあるいはインタビュアーの話を全く
聞いていなくて、次の予定された自分の言葉をしゃべりだす、という具合
である。
一番、画面を見て目立つのは、人が話しているときに、目線を「あらぬ
方角」に向けていることである。これは番組放送中、時々ではなく頻繁で
ある。スタッフが注意すべき事柄である。(あるいは宮根が天皇になって
いて、誰もいえないのかも!)そろそろ限界か!
・「ワイドスクランブル」
今はもう卒業してしまって問題ないが、以前のMCだった元県知事の橋本だが、何かしゃべらなければ、という思いから口を挟むのはいいが、何を言っているのかさっぱり分からない、あるいは見当違いの質問などが目立っていた。元NHKで政治家だったにしては、極めてお粗末だった。
ただ、不思議なことに、いなくなった後の当番組は、何の特色もなくなり、放送しているのか、いないのか、という存在感が全くなくなっているのを考えると、なるほど、橋本のような人も必要だったのか、と思ってしまう。
・「朝まで生テレビ」
いつも途中でやめてしまうのがこの番組である。原因は明らかで、MCの
田原総一郎にある。
敢えて彼の過去の略歴は問わないが、基本的には「自分が」でなければ
我慢できない人物で、彼の略歴が証明している。
85歳という高齢で頑張っているのは尊敬に値するが、人の意見抑え、全く
何者でもない。自ら引けどころを考える時期では?
・「〇〇向上委員会」
辛坊の番組で、結構右傾化した番組だが、自分自身の考え方と共感するところが多々あり、録画してみていた番組であった。
ところが、最近、その傾向が激しくなりすぎているように感じてきた。
コメンテーターに右傾化の人を集めているのは事実であり、そのレギュ
場面が目立ってきたように感じる。
その意味で非常に残念なので、今後いい方向に番組制作に注力してもらう
ために、番組内での主張を吟味する。
きたのをどう評価するのか、また災害等の自衛隊出動をどう捉えるの
か聞いてみたい。
のは歴史が証明している。中国の金に飽かした世界戦略と一方では異
覆い隠そうとする態度。とても信用の対象にはならない。
をスローガンにすれば”すべて許される”とする政治家、司法界。とて
もまともに付き合っていく国ではありえない。
どんな国であっても、対話の継続はあきらめてはいけない。たとえ
それが不毛の議論になろうともである。それが戦後民主主義を根付か
日本の矜持ではないだろうか!
うべきなのは、人類の将来に向けて責任をもつ現代人としては当然の
姿であるたとえ、高コストになってもである。
たとえ右傾化した人であっても、この件に関しては、安倍政権、財界
にすり寄ってはいけない。言論人と自称するなら、なおさらである。
もった国民をベースにしか運用していけない、ということを当番組のスタッフも含め、
出演者全員が肝に銘じるべきで、当番組も、是々非々でバランスを持った議論、
主張をして欲しいと願うものである。
次回は引き続いて、・コメンテーターに対する一言、・アナウンサーに対する一言、・番組制作に対する一言、・NHKの番組制作に対する一言、を述べていく予定。