東京マラソン参加料返還しないのは何故?

 3月1日に開催予定の東京マラソンにおける一般参加者の出場を取りやめるそうだ。この措置は、政府が緊急会見した新型コロナウイルス対策だと考えられるが、参加料(国内1人1万6200円、海外1万8200円)を返金しない、とのこと。

 これは、大会規約にのっとる措置と、主催する「東京マラソン財団」が発表したが、これは「極めておかしい」!!

 規約を厳正に解釈すればそうなるだろうが、そもそもこの時期に、さらに感染者が発生している東京で、できるだけ「人込み」の中に近づかないことが最良の策、と政府が発表しているときなのだ。中止措置は極めて当然なれど、参加料まで没収するのは如何なものか?

 規約になる「関係当局より中止要請を受けた場合」に準ずるものと解釈ができる筈である。さらに酷いのは、特例として来年大会の出走権を与えるが、来年エントリーするときには別途参加料が必要という。

 そもこの「東京マラソン財団」とはどういう組織なのか、ネットを検索しても出てこない。金儲け集団ではないのか、怪しい!!!

 

またまた野党、議員報酬返却の必要がある

 たまたまNHKにチャンネルを切り替えたら、安倍首相の「やじ問題」で騒いでいた。今、日本中は新型コロナウイルスで騒然として、厚労省が緊急記者会見で、今後の緊急対策を打ち上げていた最中である。

 過去に自らが問題を起こした野党女性議員が皮肉交じりに(首相が発言抵制したのを誇るように)質問していた。

 この非常事態に野党は「何をしたのか?」

 何もしていない野党であれば、政党助成金は当然として、議員報酬も返還すべき状況のように思う。野党幹部政治家は毎日何をしているのだろうか!!!

 

どん底の野党

 一体、「野党」で必要なのか! 民主主義の根幹をなし、政府・与党の方向性を牽制し、かつ是正するべき野党だと思っていたが、最近の国会中継を見ていて、今の野党なら全く必要がない、と痛感した。

 コロナウイルスで騒がれている中で、「桜問題」を追求し、かつ答弁できない大臣を「これでもか」と槍玉にあげて喜んでいる(答弁できない大臣ー自民党議員も情けないのだが)。

 これに加えて、自らの信念と足でもって調べることなく、各メディアの拾い読みで質問している態度、テレビを意識した質問態度、もっとも酷いのは、野党合同も何故か瓦解(それほどイデオロギーに差異がないのにできないのは、自らの地位に固執するからに他ならない)など、眼を覆うばかりである。

 だからこそ、問題ある安倍内閣が、チャーター便派遣、豪華客船の封鎖等、野党なら決してできない措置を取る毅然とした態度が浮き上がってきて、ますますその格差は広がっている。

 今後は、野党は全く期待できない中で、自民党内野党の台頭を期待したい。

相変わらずのテレビメディアの馬鹿さ加減!!

 新型コロナウイルスで、日本中は話題騒然。

 その中で、国会での「嘘つき呼ばわり」騒ぎは論外であるが、テレビ情報番組で、この番組制作者は「複雑骨折」しているのではないか、と感じる報道姿勢が散見された。

 盛んに、この新型コロナウイルスの拡大懸念を一生懸命訴えているのに、そのすぐ後で、このウイルスお影響で観光業が大打撃を受けている、と報道し、MC、コメンテーターとも何とかすべきだと、の賜っている。

 おかしいだろう!!!

 水際をもっと徹底すべきと叫んで、その口で中国観光客の減少を何とかしろと叫ぶ。この矛盾を何も感じない民放の政策担当者の良識を疑う。

 「この時期、ある程度の観光業の落ち込みはやむを得ず、しばらく辛抱すべき」というべきだろう。

 自分たちの「愚かさ」を棚に上げてはいけない。

 いくら言っても治らないだろうが---------。

 

国会中継の功罪

 久しぶりにNHK国会中継を見た。それも本会議場でのやりとりと予算委員会でのやり取りを。

 そこで感じたことを羅列してみた。

 1、「タレント」と思い違いをしている国会議員

   与党議員の質問は、政府からの回答を期待しているのではなく、自らの質問している姿を1分1秒でも長く映してもらいたい、という態度に終始。したがって質問の中身は空虚。これは野党議員も共通で、「何時、質問にはいるのか」と思う位、長々と前段部分を披露する態度は、目立ちたい「タレント」と同じ。一世一代の晴れ舞台、と錯覚しているのだろう。

   これが、議員さんそれぞれの「票」に結びつくと持っているところがおぞましい。

 2、内容の空虚さ

   質問内容は事前に提出し、それ以外の突然の質問は「ダメ」らしいが、殆どの質問者や政府答弁者は、「原稿読み」に終始しているのが現状。特に本会議場での「やりとり」は典型的で、一回も顔を上げない議員もいるくらいに形式化している。まさしく、民主主義を演じているに他ならない。

 3、国会中継の中止

   このような「猿芝居」は、国民には直ぐ分かる。国民を馬鹿にするのもほどがあるが、NHKをはじめテレビ各局も、この質問のやり取りを「真面目に」採り上げ、また各局の「解説委員」なる種族が、まじめにその中身を論じている姿を「滑稽」そのものだ。質問書及び回答書を手に入れ、それをコメントすれば十分なように思うが、如何?

   NHKの態度も不可思議。これほど視聴率の稼がない番組は即刻中止すればいいのだが、内部事情でそうもいかないのだろう。それを取り返すように、民放と変わらないお笑い芸人を使ってバラエティーを盛んに放送しているのだろう。女房の「あれっ、この番組、CM少ないのね」の言葉が象徴的で、昔のNHKらしさが恋しくなる今日この頃である。

 

正月のテレビ番組を見ての愚痴を一言

 明けましておめでとうございます。

 令和2年の子年。そのためか我が家に「ねずみ」が出現し、愚妻が悲鳴を上げ、大騒ぎ、「今年の瑞兆の証」と説得して落着した年明けでした。本年も当ブログをよろしくおねがいします。

 

 ところで、テレビの正月番組について気が付いたことをお話しする。

 まず1つは、正月だというのに各局とも圧倒的に「再放送」が多かったことが目についいた。特に2日、3日の箱根駅伝の時には、他の局(含むNHK)、ほぼすべてが再放送番組であったことには驚かされる。箱根駅伝の圧倒的な視聴率に対抗しても仕方がない、という理由でのことらしい。貴重な地上波電波をテレビ局は何と心得ているのか、と思ってしまう。

 次に、お笑い番組もそこそこ多かったが、目に付いたのは、テレビ目線だけの笑い顔や音声の笑い声の多用である。どうしてこんな時に笑うのか、と疑問に思ったら局側の笑い声音声を挿入していたり、芸能人たちが、テレビにアップされると笑顔や笑いを振りまいている姿であった。その正体はテレビ局の意図的な盛り上げ手法なのだろうが、揃って皆、アップすると笑うのは一種異様な感じを受けた。「やらせ」に近いのだろうか!

 この種の「やらせ」はひょっとすると日常茶飯事化しているようだ。たまたま見た「ぽつんと一軒家」という番組で、グーグルでの航空写真をもとに一軒家を尋ねる番組であるが、その付近の民家の情報取りや実際にその一軒家を尋ねた時の会話の不自然さに、局側は気付いていないようだ、まるで「台本」である。深夜番組で人気が出て、ゴールデン時間帯に移動した番組にその傾向が顕著に表れるようだ。テレビ局の堕落はここまで来たか、と言う感じ。

 最後に、視聴率王者の箱根駅伝について一言。

 1つは、のべつ隈なくのCM挿入である。CM料は極端に上がり、スポンサー数も膨大に上りうだろうが、10分も見ないうちにCMが挿入され、またそのCMが長いこと。特に後1~2km位で中継所に到達するのに、何故ここでCMを入れるのか疑問を持ったことは1度や2度ではない。

 さらに中継アナンサーの「絶叫型」放送である。下位の争いで順位が変わりそうなときは、まるで優勝を争うような絶叫を挙げる。これが中継車、中継所のアナンサーがすべてこの調子で、このように言えと局にアナンサーが強制されているのかもしれないが、どうしても耳についてしまうが、如何なものか!

 最後に、この箱根駅伝の巨大な収入は、どうなっているのか気にかかるところである。これは為末選手や大迫選手も言っているが、少なくとも選手自身への還元はゼロで、かつ関東の大学の陸上選手は短距離に拘わらずボランティアに駆り出され強制的に駆り出されるらしい。テレビ局に収入は兎に角、関東陸上学生連盟に入る収入およびその使途明細は明らかにすべきだと考える。現在、この箱根駅伝を1地方大会ではなく全国大会にすべき運動が起こっているが猛烈な反対をしているのが関東陸上学生連盟で、その姿を見る限り、開示なければ「闇」を疑われるだけになるだろう。

 

安倍内閣の「不気味な」安定的な支持率

 各種のメディアが11月の世論調査で、安倍内閣の支持率が下がったと報じている。「支持する」が1~2%下落し、「支持しない」が5~7%増加したと報じ、その要因を推測している。

 しかし、よく見ると、大臣の不祥事による辞任が相次ぎ、大学入学共通テストの民間英語試験の導入延期、「桜を見る会」問題など支持率急落の要因があるものの、支持率は、朝日新聞が44%、NHKが47%、読売新聞が49%とそれぞれ下がっているものの、「不気味な」ほど「ほぼ一貫して50%前後を維持」しているのである。

 最大の要因は、世論調査でも明らかなとおり、「ほかに期待できる人や政党が居ないしない」ことである。確かに自民党内で安倍首相に代わる有力な政治家がいない。麻生財務大臣、二階幹事長のあの「上から目線」の不遜な態度、さりとて硬派の石破氏の人気のなさ、若手有望の小泉環境大臣の最近の行動・言動など。さらには各派閥の長の政治家の名前も浮かばないほどの人材不足かたみてその通りのようだ。

 また自民党にとって代わりうる野党も皆無で、民主党政権の混乱と崩壊の記憶が鮮明で、民主党から分派した野党各党の党首自体も民主党政権で要職を担った人材とあっては、支持率が集まらないのは当然である。にもかかわらず、今更ながら立憲民主党と国民民主党の野合を模索しているのは笑止と言う外はない。

 したがって、安倍内閣の安定的な支持率は、積極的評価ではないことを安倍首相自体が認識すべきである。ところが最近の首相の表情を垣間見ると、戦後最高の長期政権をバックにした政治家のもっとも「いやらしい」顔つきになっている。記者会見での質問をそらす表情、上から目線の自信、都合の悪いことには文書破棄で逃げる(公文書たるものが2か月で元データも含めて破棄することなどはあり得ない(小生の町会でも必ず来季のためにすべて残している)。また、麻生、二階を筆頭に何をしても問題ないという不遜な態度は目に余る。

 こうはいっても反省しないのは眼に見えているが、新しい時代に即応した新たな政治家像(これは決して若い、ということではない)を国民1人1人が考える時期に来ているのかもしれない。