どん底の野党

 一体、「野党」で必要なのか! 民主主義の根幹をなし、政府・与党の方向性を牽制し、かつ是正するべき野党だと思っていたが、最近の国会中継を見ていて、今の野党なら全く必要がない、と痛感した。

 コロナウイルスで騒がれている中で、「桜問題」を追求し、かつ答弁できない大臣を「これでもか」と槍玉にあげて喜んでいる(答弁できない大臣ー自民党議員も情けないのだが)。

 これに加えて、自らの信念と足でもって調べることなく、各メディアの拾い読みで質問している態度、テレビを意識した質問態度、もっとも酷いのは、野党合同も何故か瓦解(それほどイデオロギーに差異がないのにできないのは、自らの地位に固執するからに他ならない)など、眼を覆うばかりである。

 だからこそ、問題ある安倍内閣が、チャーター便派遣、豪華客船の封鎖等、野党なら決してできない措置を取る毅然とした態度が浮き上がってきて、ますますその格差は広がっている。

 今後は、野党は全く期待できない中で、自民党内野党の台頭を期待したい。