野党っていう「代物」は存在価値あるの?

 久しぶりに国会の審議をNHKの中継でゆっくり拝見した。自民党公明党の与党議員の質問の「阿諛追従」の馬鹿馬鹿しさ!(もう少し、自らの議員としての意見を述べるのが国民に対する義務のような気がするが)にもまして、野党議員の「中身のない」質問には、馬鹿馬鹿しさを通り越して、その存在する疑いたくなった。

 まず、テレビ中継を意識して、質問の要点を言わず、できるだけテレビに映っている時間を伸ばそうとする見え見えの姿勢、さらに質問内容が「揚げ足取り」に終始し、自らの党が調べた内容は皆無で、マスコミが取り上げたものをそのまま信じて質問する。毎日どのような議員活動をしているのか聞いてみたい。

 例えば、二階幹事長の発言「台風19号の被害が思った以上ではなかった」という発言に食いつき、延々と首相に質問を繰り返す。与党幹事長という立場は理解できるが、その発言の時点では、小生もあれだけの脅威という事前の報道にも拘らず、死者1名等、意外と災害規模は小さいものと思っていたくらいだから、野党議員もそう思ったのではないか。にもかかわらず、その言葉だけを採り上げ、首相の責任を問い詰めている。首相としてもこの国会論議のほかに、この災害の被害状況が拡大するに及んで、様々な会で指示を出しているのに、能天気に質問していると感じたのだろう、半分呆れて応答してた。

 野党に質問するが、この間、被災地に出向き、目で見、足で実態を観てきたのか、支援のために党として何かをしようとしているのか、と。

 今後の災害の拡大が見込めない中、揚げ足取りではなく、野党も如何に与党・政府と協力して何ができるかを「論戦」するべきであろう!

 野党に「猛省」を促す次第である。