2018-08-30から1日間の記事一覧

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まとめ最終回

(3)日常生活の中でみる閉塞感・無力感 政治の世界や経済の世界、あるいはスポーツの世界における閉塞感・無力感より ももっと切実な閉塞感・無力感が身の周りにある。 ① 年金の現状と課題 ご案内の通り、日本の年金財政はこのままでは将来必ず破綻する。…

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まとめ⑩

4、社会生活の世界における閉塞感・無力感 本論稿が長くなり、筆者自身も「どの部分」を話しているのか混乱している。そこで、 全体の流れを、ここで通覧する。 現在の日本における閉塞感・無力感を「日本沈没」と捉えて、まず、「政治」の世界を 俯瞰した…

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まとめ⑨

④ 銀行等の構造不況業種化論とその要因の正否 最近、3大メガバンクが店舗・人員の削減を発表してから、経済誌等に「銀 行が消える日」等の内容で、金融業界は「構造不況業種」と言われるようにな った。 そしてその「構造不況業種化」といわれている要因と…

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まちめ⑧

③ 金融機関の合従連衡の歴史とその意義 1975年 1990~2000年 現在 第一勧業※1 富士 1971年 第1と日本勧業 →日本最初の大型合併 みずほ(2002・4) +日本興業 (なお、長期銀行のうち、日本長期→新生 日債銀→あおぞら) 三井 太陽神戸※2 住友 太陽神戸三井→…

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まちめ⑦

② 金融機能の現代的意義 ・ まず、主な機能としては、①金融仲介機能、②信用創造機能、③決済機能の3つがあ る。 金融仲介機能とは、家計や企業から預金を集め、家計や企業、政府へ融資するとい う貸し手と借り手を仲介する機能をいう。又決済機能とは、現金…

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まとめ⑥

・ 旗艦店舗の支店長の1日と1週間 大阪の北のど真ん中の店に転勤となった。70年以上の歴史があり、しか も合併銀行の宿命として、隣の大型店舗を吸収したばかりであったので、こ の時期としては珍しく、店舗の行員は200名を超えていた超大型店舗であ …

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まとめ⑤

① 昔のある都市銀行の風景 ・ 入行当初の風景 小生が銀行に入った(1973年)ばかりの銀行風景から語ろう。 この年は、第一次オイルショックが発生し、従来のいわゆる「いざなぎ景 気」を急激に冷やす事件が勃発した年である。卸売物価指数が消費者物価指…

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まちめ④

(3)経団連等の財界と労働組合 ここまで見てくると、東レのデータ改ざん、東京電力の「福島第2原発」問題で の対応等を併せ考えると、経済同友会、商工会議所は論外として、経済界、財界を 束ね、時の首相も顔色を如何っていた経団連も、現在では往年の輝…

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まとめ③

(2)往年の一流企業の様相 遠くは、全世界で問題になった「エアバック」事故のタカタ(今年の4月に事業 譲渡で実質廃業)である。エアバックによる事故に対して、開示及びリコールなど の適切な処理をしなかった、ということで基本的には廃業に追い込まれ…

日本沈没ー日本の中における「閉塞感」「無力感」まとめ②

② 政党助成金の廃止 この制度は、ある一定の議員数を党が保持すれば、活動費として税金が投与 される制度であるが、これは、税金の無駄遣いに他ならない。 議員個人は別に高い報酬を受けているのだから、党自体は、昔のように寄付に よって賄うべきだと思う…